なんとなく

道の風景は一度通れば、はっきりと覚えていなくてもなんとなく通ったことがあるような感覚がある。
 
車や徒歩で行けば目的地に達するまでの風景がぼんやりとあって、それによって
 
意識していなくても自分の世界となんとなく繋がっている感じがする。
 
だけど、寝ていたりして外が見えなかったり地下鉄のように閉ざされた空間で移動したら
 
そこだけが記憶の中の世界で切り離されていて、なんとなく別世界にワープしたように感じる。
 
こういうわけか東京が今でも少し別の世界にあるような気がする、楽しかったんだけどね。